今回は久々に、特別記事をお送りします



従軍慰安婦の強制連行があったかどうかについては

政治家の間でも、ネット上でも

様々な意見が飛び交っています

しかし、常識で考えれば

おおよその想像はつくはずです



まず、徴兵された兵隊たちが

「殺し合いをさせるために国家に強制連行された男子たち」

であったことを、忘れてはならないと思います

人殺しにならなければ、自分が殺されてしまいます

人権のかけらもない、奴隷扱いを受けていたわけです



その一方、慰安婦だけは

自由意志でいつでも辞めることができ

戦地でも人道的に扱われていたと推論するのは

相当なムリがあります

そもそも、内地でさえ

親が借金のカタに娘を売っていたような時代です



意に沿わない従軍を強要されたり

賃金が本人に支払われないケースがあったのは

おおねむ事実だと思います



そして、慰安婦問題が論じられるとき

僕がいつも気になっていたのが

「なぜ日本人慰安婦の存在が議論にのぼらないのか」

という疑問です



もし、小林よしのりなどが言うように

従軍慰安婦が当時、恵まれた職業だったとすれば

当然、日本のムスメも大勢応募しているはずですよね?



そして、調べてみたところ

最初に日本人慰安婦としてカミングアウトされた方が

自伝を残されていました（すでに亡くなっています）

http://d.hatena.ne.jp/Stiffmuscle/20070707/p1



この方の証言によると

17歳のときに実父に売春宿に売られて

やがて台湾の旧日本軍専用慰安所に送られ、監禁されます

逃げ出さないように監視していたのも、軍だったそうです

とうてい、自由意志で慰安婦になったとは言えません



「兵隊さんを何度絞め殺してやろうと思ったことか。頭がおかしくなりそうでした。・・・・わたしたちが死んだら、ジャングルに穴掘って、そこに放り込んでおしまいです。もちろん、家族への通知なんてありません。わたしは、この目で見たんです」



当時は、悪質なブローカーに騙された女性たちが

女中や看護婦という名目で戦地に送られ

慰安業を強制されるケースが後を絶たなかったため

陸軍と内務省が、わざわざ

「内地においては、すでに売春に従事している21歳以上の女性のみを募集対象とする」

という通達まで出しています



つまり、日本人でさえ

強制的に慰安婦にされたケースが多数あったわけです

植民地の女性が、１人も強制されず

全員が自由意志で慰安婦になったとは

とうてい信じられない話です



とどめに、敗戦直後の東京裁判において

オランダ、フランス、中国などが提出した資料には

従軍慰安婦が強制連行されていた記録が多数あります

これは公文書なので、日本政府はもともと

強制連行を公に認定していたわけです



安倍総理やネトウヨたちは

「強制連行は一件もなかった」と主張していますが

これは完全なウソ・誤りだと断じていいでしょう



日本政府は、まず

強制的に慰安婦にされた女性がいたことを改めて認め

賠償については、別問題として協議すればいいと思います



この問題を、韓日摩擦などに矮小化させてはなりません

肝心なのは、戦争そのものの全否定です

戦争は、男女国籍問わず

全ての若者を奴隷にするものなのです









↓↓↓マキト恋愛道場・公式メルマガ↓↓↓

メルマガ購読・解除