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日本では あまり知られていませんが

ジュリア・バタフライ・ヒルといったら

環境保護運動の超カリスマです



彼女は 樹齢1000年のレッド・ウッド

「ルナ」の伐採を防ぐため

樹上55mのテント基地で

738日間も坐りこみを続け

世界的に有名になりました



テント基地は 

ルナにできるだけ負担をかけないため

最小限のサイズです

中で 立ち上がることさえできず

入れば 1歩も歩けません



その上 ルナは

山のてっぺんに立っているので

常に風を受け

24時間 ゆらゆらゆらいでいます〜( ̄▽ ̄〜)

小舟で生活しているようなものです



運動らしい運動は

ほぼ 100%

樹の上り下りに限られました

命綱もつけません



ここで 取り上げたいテーマは

2年間 安定した地上を歩くことなく

樹の上り下りだけを続けた場合

人体は どう変化するか
です

やっぱり 歩けなくなるんでしょうか?



ジュリアは もともと

お世辞にも

健康体とは言えませんでした



高校時代に左ひじを砕いているため

まっすぐ伸ばすことができません

さらに 交通事故で

脳にも損傷を負っています



暴風が吹くと

小さなテント基地は 激しくシェイクされます

1週間睡眠をとれないこともありました

雪が降れば 隙間から入り込み

寝袋の上に積もりました



さらに 彼女はベジタリアンで

フルーツと生野菜しか口にしなかったので

たんぱく質も不足していたはずです



普通に考えれば

何日もしないうちに

身体を壊してしまうでしょう



ジュリアが ルナに登って

まずやったのは

「靴を脱ぎ捨てる」ことでした



枝の上を移動するのに

足裏の鋭敏な感触や柔軟性を妨げる靴は

邪魔でしかありません

そもそも 樹皮を傷つけてしまいます



樹脂が 滑り止めになるので

あえて 足も洗いませんでした



ヒトの祖先は

霊長類に進化する以前から

「何千万年も」

樹の上で暮らしてきました



つまり 人の肌に

最もなじむ物質は

樹皮であると考えられます



戦争中 日本兵は

丸太の床に直接寝ていましたが

それで身体を壊すことは なかったそうです



ヒトの足裏に 土踏まずが存在するのも

最大の理由は やはり木登りのためでしょう



バレリーナであれば

人間の足が 驚くほど柔軟に変形することは

誰でも知っています

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指をぐっと曲げると

三日月形になり

樹の幹に密着させるのに

ちょうどいい形になります

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優れたアスリートやダンサーに

バレエ経験者が多いのは

つま先の強靭さや 足裏の柔軟性が関係しているのは

間違いないでしょう



かのイチローも 少年時代

毎日パパに

足裏マッサージをしてもらっていたそうです

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ジュリアは 足指が

凍傷にかかったり 骨折することもありましたが

いつしか自然治癒してしまいました



手足には 樹液や苔の色が染みついて

茶色やグリーンに変色しました

彼女に近づくと

レッドウッドの甘い香りがしたといいます(*'▽')>



こうした生活の中でも

体調を崩すことはなく

頭の中も 極めて清明でした



メディアを通じて

原始林の永久保護を訴える一方

カリフォルニアや木材の歴史を独学し

人文科学の博士号まで授与されています

つい最近 脳を損傷した人物とは思えません



おそらくは

遠い遠い祖先の樹上生活を 追体験することで

休眠していた遺伝子が 次々とONになり

人体に秘められた潜在能力が

一気に開花したのでしょう



さらにジュリアは 樹上生活の中で

悟りともいうべき体験があったと述べています

※「一本の樹が遺したもの」より妙訳





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ルナのてっぺんに到達した。

足の下には何もないような感じがした。

両足で立ち、両手を天に向かって伸ばした。

足は地球の力を感じ、手は空の力を感じた。

私は創造の神と一体になっていた。


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ジュリアの父は牧師であり

軽々しく「神と一体になった」と言うはずはありません

しかし 樹齢1000年の聖木の頂に立つことは

そう証言するしかないほどの壮大な体験だったのでしょう



ちなみに 気功で解説すると

足の下に何もないと感じたのは

「地球の裏側の天空」まで

足裏で体感していたことを意味します



ジュリアは この時

天頂から天底まで

全宇宙を上下にまっすぐ貫く

「ルナの体軸(センター)」と一体化したのです



それだけの体軸がなければ

1000年に渡って

山頂に1本だけ立ち続けることは 不可能でしょう



人類が地上に直立する道を選んだのは

「樹木との一体化」が働いていると

僕は 推定しています



つまり 樹木の体軸が

ヒト祖先のセルフイメージに転写したのでしょう

ヒトの足を 正面から見ると

木の根元にそっくりです



もちろん ジュリアが

歩けなくなることはなく

地上に戻った現在も 元気に活動しています

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これは 素手素足での木登りが

「十分すぎるほどの全身運動」であることを意味しています


特に ルナは61mもの高さがあり

普通の木登りとは スケールが異なります



ジュリアは

現代文明人として

「最も徹底的に足裏を使った人物」

だと考えられます



ボルダーも 手は使いますが

シューズ着用なので

ジュリアと同列に論じることはできません



つま先から土踏まずまで

徹底的に「足裏本来の機能」を使ったからこそ

それに対応して 脳も

本来の機能を開花させたのでしょう



植物に 脳はありません

脳が必要なのは 動物だけです



これは 脳が

「運動のための器官」であることを

端的に示しています

原理的に 運動だけが唯一の脳トレです




とりわけ

「口唇」「掌」「足裏」は

人体において 体性感覚の中枢であり

最も繊細な随意運動が可能です



ヒトの巨大な脳は

口手足のために存在します

口手足を徹底的に使うことこそ

知られざる 脳トレの極意です



「頭のてっぺんから足のつま先まで」

全てを含めて あなた自身なのですヾ(*^▽゜)



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