有名な話ですが

ナマコには 脳がありません

人間のように

明確な意識は 存在しないと考えられます



しかし 彼らはちゃんと栄養を採り

天敵から身を守り

異性を見つけて 子孫を残し続けています

脳を持った動物と

同じように生活しています



人類は 知性が

脳由来だと考えていますが

ナマコの例は

「脳とは無関係に成立する知性」が

存在することを意味しています




この 人類が

まだ発見していない知性の働きによって

脳の有無・大小に関係なく

生命は 子孫を残してきました



しかし 現代人からは

この「未知なる知性」が

失われつつあります



人類が文明を生んだ

第一の目的は

やはり「長生きすること」でしょう



この試みは 大成功をおさめ

人類は ほんの数千年で

平均寿命を何倍にも伸ばしましたv(o^▽^o)v



しかし 寿命が延びれば

その分の介護や医療のコストを

誰かが負担しなければなりません



人類は そのコストを

若い世代に負わせる道を選びました

ヒトは 地球上で唯一

子が親を養う生き物です



。。。これは ニワトリが

自分の卵を食べて

生きながらえるようなものです



地球上のあらゆる生命体は

「未知なる知性」の働きによって

個体の延命より

遺伝子を残すことを優先させます



生殖できなくなった老個体が

子孫の繁栄を犠牲にしてまで

生き延びることは ありません

遺伝子を残す上で かえって

マイナスとなるからです



しかし 現代人は

高齢化のコストを子育て世代に押し付け

少子化を招いています

遺伝子を残すことより

個体の寿命を延ばすことを優先しています



つまり 現代人類は

今まで知られている限り

唯一「利己的遺伝子仮説」に

当てはまらない生命体なのです
(゜〇゜;)



日本の少子化は 戦後間もない

1955年から始まっています



実は 戦後の日本では

9割の若者が結婚し 子どもを持てました(今は6割以下)

今とは比べ物にならないほど

結婚しやすい世の中でした



。。。それでもなお 子ども人口は

一貫して下降トレンドのままでした

半世紀で 子どもは半減しています



実は 当時も今も

母親1人の子ども数は 平均2人で

ほとんど変わっていません



つまり 戦後日本は

当時から今に至るまで

一貫して「人口が維持できないほど」

劣悪な環境だったのです



ピーク時には 4割の女性が

中絶を経験しています

つまり せっかく授かっても

育てるお金が無いので

泣く泣く 我が子の命を絶ってきたのです



今のままであれば

日本人は 1000年もしないうちに

この世から姿を消すでしょう



石器時代には 数万年に渡って

人口を維持してきたわけですから

現代の子育て環境は

「石器時代より劣悪」ということになります




この 劣悪さの根源は

皮肉にも 人類の悲願である

「平均寿命の急伸」にあります



子どもが減り続ける一方で

総人口は 21世紀まで増え続けました

医療の進歩に伴い

日本人が 何十年も

長生きするようになったからです



他の生き物であれば

生殖不能になった老個体が

それほど大量に延命することは ありえませんが

現代人は 史上唯一

そのタブーを破りました



すなわち

人類が その高い知能とやらで

寿命を延ばせば延ばすほど

子孫を残す余裕が失われ

種としては 絶滅に向かっていくのです



。。。これは ガン細胞が

正常な細胞の栄養を奪い取り

全身を死に至らしめるのと酷似しています



とはいえ 現代人が

高齢者を皆殺しにしてまで

子孫を残そうとするとは 思えません

倫理的に不可能です



これからは

子孫を残せなかった高齢者が

ますます増加していきます

彼らが 他人の子孫のために

自らの既得権を放棄するとは

とうてい考えられません



やはり 人類は

ますます寿命を延ばし

数少ない若者から 全てを搾り取った末に

自ら滅びていくのでしょう



。。。なぜ 現代人は

種を維持できないほど

「知能が低くなった」のでしょうか?



現代人の知能は

石器時代はもとより

脳の無いナマコにすら及びませんw


少なくとも ナマコは

自ら絶滅するような愚を犯しません



「未知なる知性」が 正常に働いているなら

寿命の延びには

ブレーキがかかっているはずなのです




僕は これが

種としてのアポトーシス(プログラムされた自殺)

かもしれないと考えています



つまり 人類という種そのものが

進化の「失敗作」であり

天寿を迎えつつあるのかもしれません

だとしたら 私たちは このまま

この世から消えていくべきなのでしょう。。。



もし 人類が

1000年後も 地上の覇者であろうとするのであれば

文明の第一目標を

「寿命を延ばす」から

「子孫を残す」に

プログラムし直す必要があります



現代人は もはや

「未知なる知性」を失っているため

無意識のうちに 子孫を残していくことは

不可能になっています



意識的に計画し

人口を維持していく必要があります



まあ 人間には

「頭で正しいと分かっていても自分の代では実行しない」

性質があるので

たぶん 最後までやらないと思いますがw



もし 奇跡的に

その試みが成功したならば

現代人の知能は 晴れて

「ナマコに追いついた」といえるでしょうw





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