前回解説した「サザエさん」は

キャラクターで成功したアニメの代表ですが

http://makito.livedoor.biz/archives/52015850.html

率直に言って 個々のエピソードは

当たり障りが無く 退屈です



原作者の長谷川町子も

アニメ版サザエさんの退屈さには

不満を持っていたようで

そのフラストレーションが

「いじわるばあさん」につながったといわれています



マンガやアニメの面白さは

主に

「キャラクター × エピソード(ストーリー)」

で 決定します



サザエさんの場合は

キャラ設定が徹底していたから

半世紀続きましたが

通常は もっとエピソードを練らないと

ただの凡作で終わってしまいます



裏を返すと

エピソードさえ しっかり練ってあれば

キャラクターにさほど魅力がなくても

面白い作品に仕上げることが可能です



マキトは 中学時代

星新一のショートショートにハマりました



ショートショートは

一話完結の独立したエピソードの繰り返しなので

人気キャラクターは 存在しません



星新一の成功例は

キャラクターの人気が

必ずしも必要でないことを証明するものです



「君の名は。」も

キャラというより 魅力的なエピソードやモチーフの積み重ねで

ブレイクしたケースです



ミツハも タキも

「あえて」等身大の高校生として描かれています

少なくとも

オスカルやナウシカのように

カリスマ的なキャラではありません



にもかかわらず

あれだけ熱狂的なリピーターが続出している事実は

キャリの魅力だけでは 説明できないのです

やはり ストーリーが

突出して完成されていると考えるべきです



次回は いよいよ

「君の名は。」の魅力を解明していきます

乞うご期待! ヾ(*^▽゜)